オストグート・トンでは初となるアルバムは、ゲストを排してマーティンの心情を描く内向的作品で、その影響からか音はラフ&プリミティヴだ。故マーカス・インタレックスに捧げたドラムン+UKGな“Manchester”、漆黒トライバル“Mind Rain”など、ベース・ミュージックとハウス/テクノを融合し折衷する彼らしさが、ベルグハイン/パノラマ・バーのフロアでより熟成した感もある佳作だ。