全英1位を記録した前作から4年ぶり、初の完全セルフ・プロデュースとなったこのニュー・アルバムは彼が得意としてきたシンプルなフォークをベースにしつつ、シューゲイザーやアンビエント要素を強め、とてもモダンな出来映えに。アコギの鳴りは控えめでシンセやエフェクターを多用している。淡々としたメロディーのせいか、一聴するとやや気難しい印象だが、聴くたびにその美しさの虜になるスルメ盤だ。