イギリスのシンガー・ソングライターによる5枚目のアルバム。一過性脳虚血発作に襲われた時期に作られたという本作は、従来のフォークを軸にしたサウンドとは違い、エレクトロニックな質感が強い音に仕上がっている。“Walking Backwards”では初期のマドンナ的な80年代エレクトロを鳴らすなど、過去作ではあまり見られなかった側面を楽しめる。