サンパウロで音楽一家に生まれ、ギタリストである祖父の影響でギターを始め、16歳の時には音楽学校の講師になると同時に(!)ブラジルでもプロとして活動をはじめていたというマルセロ木村。国内外のアーティストのサポートも多く手がけ、渡辺貞夫のバンドにも参加するなど目覚ましい活躍のなかリリース。さらりと耳なじみ良いが聴き逃せない美しいギター、ポルトガル語のようにころころ転がる軽やかなギター、指だけじゃない全身での演奏を感じさせる力強いギター、自然体なヴォーカル、どれものなかに溢れ出てしまうのであろうブラジルの風が、とても心地よい。