Blue Note All Starsにも名を連ね名実ともに次世代のレーベルの看板を背負うプレイヤーとなったサックス奏者のブルーノート第2弾。セルフ・プロデュースとなる本作は前作で示したコンテンポラリー・ジャズとヒップ・ホップ、R&Bにトライバルな要素を盛り込んだポスト・グラスパー正統派的サウンドを踏襲しつつも、ビラルやファラオ・モンチを招き、よりその洗練された未来感溢れるブラックネスに磨きがかかっている。プレイヤーとして前面に出てはいないのだが、やはりホーン使いの妙が素晴らしく、キーヨン・ハロルドのトランペットと本人のバスクラが効果的に響いている。