311のメンバーによるソウル・プロジェクトの2年ぶりとなる新作。レア・グルーヴ愛好家らしい多彩な楽曲のセンスと、西海岸への憧憬がちょうどよく折衷した、カラッと湿度低めのサウンドが今回も抜群だ。ファンク、レゲエ、ブギーを甘くポップな味付けで届けつつ、スミス“This Charming Man”のチカーノ・ソウル風リメイクや、ミルトン・ライト“Keep It Up”のストレートなカヴァーも極上。