80歳を過ぎて日の目を見たミシシッピのブルースマン。2017年に天国へと旅立った彼の遺作は、その音楽にぶったまげたダン・オーバックが制作を仕切っている。ダウンホームなデルタ・ブルースからガレージ度満点のヒル・カントリー・ブルースまで、とことんワイルドに押しまくる姿が痛快。闇夜をヌメヌメと這うような歌声や歪んだギターもいちいち脳天に響く。心配しないで、あんたのブルースは永遠に生き続けるから。