落ち着きとは無縁の痛快作を今なお生み出せるのがこの人。前作『THE LAST』がかなりダークサイド寄りだったのに対し、今作は日常をプラスに転換できそうなユーモアやリアリティーに満ちている。ノリノリのファンク・ビートの上で骨太なリフとブラスが響く表題曲、冨田恵一のアレンジが甘いヴォーカルを引き立たせた“遠い夜明け”、郷愁にかられる弾き語り風の“深夜、国道沿いにて”など、オール新曲の11作目。