新人離れしたサウンド・プロダクションとずば抜けたポップセンスで一目置かれるバンドのひとつとなった彼女たち。このEPではエレクトロニクスがやや後退し、ストリングスやピアノ、三線といったアコースティック楽器を活かして、ドラマティックなストーリーや日常風景の描写に力点を置いている。極めてオーソドックスなアプローチでも、それゆえに緻密な作り込みと高い完成度に脱帽するしかない4曲入りだ。