マーク・エルダー、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団 『ドニゼッティ:歌劇「ニシダの天使」』 完成から179年を経て初演された幻の作品

2019.05.31

作品完成が1839年。上演の準備をしながらお蔵入りになってしまった幻の作品が179年の時を経てついに初演。2018年ロイヤル・オペラでの演奏会形式。プリマは華のある容姿で人気のジョイス・エル=コーリーが熱演、艶やかでほれぼれするような美声で魅了するジョンフン・キムに加え、ベテランのロラン・ナウリはさすが貫禄の歌唱。曲の多くの部分は初演ならなかった後、「ラ・ファヴォリータ」へ転用されていますが、これが本当は先だった、という一品。専門家が10年をかけて各地に散逸した楽譜を解読、復元をしたという。このドニゼッティ愛、オペラ愛へ存分の拍手を贈りたい。

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