NHKの人気TVドラマ『事件記者』の映画版のサウンドトラック集。映画版の『事件記者』はTVドラマの人気(視聴率は40%以上)もあってヒットし日活で10作作られた。その10作で音楽を担当したのがジャズ・ピアニスト、作曲家として知られる三保敬太郎 だ。伝説的なジャズ・ピアニスト守安祥太郎に師事した三保の作るサントラは1950年代という時代にふさわしい良質のハードバップサウンド(アート・ブレイキーの『殺られる』のサウンドを思い出して欲しい)で心地よい。それにしても、日本のモダン・ジャズが始まって間もないころにこれだけレベルのサントラが作られていたことに驚く。
三保敬太郎 『事件記者 オリジナル・サウンドトラック』 良質のハード・バップが50年代の人気シリーズを彩る
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