カール・デイヴィスは『秘録・第2次世界大戦』などのテレビ・映画音楽を手掛けた作曲家であり、チャップリンの映画音楽を採譜して再オーケストレーションの後に映画上演と同時演奏する企画が高評価を得た編曲家・指揮者でもあります。近年力を入れているのが名画の音楽やロック・ポップスのオーケストラ編曲版のレコーディング。007映画、ビートルズに続いて登場したのは日本でも根強い人気を持つABBA。原曲のヴォーカルとリズムセクションをオーケストラの管弦にうまく振り分けて、ゴージャスかつ品の良いサウンドキャラクターに仕上げています。フィルハーモニア管弦楽団の技も聴きものです。
カール・デイヴィス、フィルハーモニア管弦楽団 『ABBA・フォー・オーケストラ』 ポップ名曲をゴージャスにアレンジ
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