LAの4人組による4作目。5月の来日が評判だったんだから、3年ぶりのリリースを心待ちにしていたファンも少なくないはず。陶酔の境地に誘うサイケなフォーク・ロックがそんな期待に応える充実作。ポルトガル語で歌う2曲は、トロピカリアも連想させるという意味で、ベックの『Mutations』に通じるところも。ギター2本のアンサンブルはテレヴィジョンにも通じるギター・ロックとしても楽しめそうだ。