プリンス・トーマスとの共作でも知られるノルウェーの奇才による2年ぶり6作目。ファンが望むような彼らしいフロアライクなニュー・ディスコ作品ではない。あえてヴィンテージのシンセサイザーやドラムマシーンのみで制作した内容はむしろアンビエント作品といった趣だ。それでもぜひ、このヴェテランの新たな作品を聴いてみてほしい。ここには初期の電子音楽の魅力が詰まっている。