イタリア人プロデューサーのマイク・デラ・ベラが、80s西海岸サウンドへの憧憬を思いっきり開陳させた上質なAORアルバム。エアプレイ風のロマンティックなサウンドメイクをはじめ、当時の最先端スタイルに対するマニアックな眼差しが随所に溢れ、これでもかというほど豊富な引き出しをアピールしてくるが、楽曲の質がすこぶる高いのですんなり馴染めてしまう。ナナ・ペトロッシの爽快感満点な歌声もGOOD。