*2020年3月24日追記
〈エイリアン2 LIVE〉中止のおしらせ
2020年4月18日(土)に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールにて開催を予定されておりました〈エイリアン2 LIVE〉は、新型コロナウイルスの影響により主要アーティスト及びテクニカル・スタッフが来日不可能となったため、中止となりました。詳細はこちらをご確認ください。
https://avex.jp/classics/aliens-live2020/
ジェームズ・ホーナー没後5周年記念〈エイリアン2 LIVE〉日本初演
画面にひしめく無数のエイリアンと、観る者すべてを震え上がらせる〈ラスボス〉ことエイリアン・クイーン。海兵隊員をリアルに描くことで〈戦争映画〉の醍醐味をとことんまで追求したジェームズ・キャメロン監督の演出。ハリウッド映画における女性主人公の役割を大きく変えた、シガニー・ウィーバー演じるリプリーの勇敢な活躍。そして、3管編成の大オーケストラを駆使したスリリングな音楽でアカデミー作曲賞に初めてノミネートされた故ジェームズ・ホーナーのスコア――。SF映画の常識、続編映画製作の常識を大きく覆し、公開当時世界中で大ヒットした「エイリアン2」(劇場公開版)を全編上映しながら、ホーナーのスコアを全曲シンクロしながら演奏するシネマ・コンサート〈エイリアン2 LIVE〉が、ホーナー没後5周年を迎える今年、待望の日本初演を迎える。今回のプロダクションでプロデューサーを務めるジャック・ステュークスと、東京フィルハーモニー交響楽団を指揮するピエール・オライリーが、ホーナーへの想いと〈エイリアン2 LIVE〉への意気込みを語ってくれた。
オライリー「ホーナーは〈タイタニックLIVE〉の準備の時に初めてお会いました。ロンドンのAIRスタジオで長時間インタヴューしたのですが、〈タイタニックLIVE〉の準備に6ヶ月以上もかかった上、初演の2ヶ月後にホーナーが飛行機事故で亡くなってしまいました(注:2015年6月22日)。そのため、『エイリアン2 LIVE』のことを彼と話せなかったのが残念です」
ステュークス「僕はホーナー本人にお会いすることは出来ませんでしたが、彼の死の翌年、〈James Horner: A Life In Music〉という追悼コンサートを製作しました。『アバター』や『スター・トレック2/カーンの逆襲』など、彼の音楽を語る上で欠かせない名曲を、監督のインタヴューを交えながら映像つきで紹介していく演奏会です。本当に素晴らしい作曲家だと思います」
〈タイタニックLIVE〉の成功を受け、キャメロン監督から〈エイリアン2 LIVE〉製作のゴーサインをもらった彼らは、ダブリンでプレビュー公演を開催後、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの世界初演で大成功を収めた。
ステュークス「ダブリンでは、リプリーがパワーローダーを操縦しながら〈子どもに構わないで!(Get away from her, You Bitch!)〉という有名なセリフを吐くと、観客がいっせいに〈イェーッ!〉と歓声を上げたんです。これで成功を確信しました。ロンドンも同様に熱狂の嵐でしたよ」
「エイリアン2」のためにホーナーが書いたスコアは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフのような20世紀ロシア音楽を彷彿とさせるシンフォニックな音楽が中心だ。それを〈エイリアン2 LIVE〉という形で再現していく時、通常のオケ演奏にはない特殊な難しさが存在するという。
オライリー「音楽と映像のシンクロが重要なんです。エイリアンが画面に現れた時に金管が咆哮するとか、そのタイミングが少しでもズレたら失敗です。1秒でもズレたら、観客にもすぐバレます。ところが5秒ズレると、逆に観客は気が付かないのです。画面上の物語のスピードがあまりにも速いので、そこまで気をとられないんですね。演奏者という観点から見れば、とりわけ金管奏者の唇に大きな負担がかかります。もともと、演奏会用音楽として書かれた作品ではありませんからね。ダブリン公演の時は、金管奏者たちがとても苦労していました」
「エイリアン2」は、キャメロン監督がホーナーの作曲意図を無視し、録音済みのスコアを切り刻んで本編に使用したため、両者が険悪になった因縁の作品としても知られている。それゆえ、ライヴ演奏用のスコアの復元も困難だったのではないだろうか?
オライリー「『エイリアン2』に用いられた1986年当時の技術は基本的にアナログ、つまりテープの切り貼りでした。そのテープに沿ってスコアを復元すればいいので、それほど難しくありませんでした。ホーナーのミュージック・スーパーバイザー/エディターを長年担当していたジム・ヘンリクソンのおかげで、ホーナーの手稿譜も見せてもらえましたし、彼が楽譜のことをすべて把握していたので、とても助かりました」
今回の〈エイリアン2 LIVE〉は1986年の劇場公開版に忠実な形で上演される。そのため、キャメロン監督が「エイリアン」第1作から音楽を転用した部分もそのまま再現して演奏される。ジェリー・ゴールドスミスが第1作のために書いた“Sleepy Alien”という曲がそれだ。
オライリー「ゴールドスミスの曲が流れてくると、ホーナーと鳴り方が全く違いますから、観客の皆さんもすぐに気が付くと思います。ゴールドスミスは映画音楽界のレジェンドというべき存在ですし、とりわけ『エイリアン』第1作のために彼が書いたスコアは本当に素晴らしいですね。もう1曲、本編に先駆けて流れるアルフレッド・ニューマン作曲“20世紀フォックス・ファンファーレ”(ショート版)も演奏しますが、ある意味でこれが一番難しい曲なんです。誰もが知っている名曲なので、絶対に間違いが許されませんから(爆笑)」
LIVE INFORMATION
エイリアン2 LIVE ※中止
2020年4月18日(土)東京・渋谷 Bunkamura オーチャードホール
出演:ピエール・オライリー(指揮)/東京フィルハーモニー交響楽団
開場/開演:18:15/19:00
S席/A席/B席:9,800円/7,800円/5.800円
ご予約・お問い合わせ(チケットスペース):03-3234-9999/チケットスペースオンライン
※未就学児入場不可
※英語上映、日本語字幕付き
※コンサート時間:約2時間40分(途中20分休憩あり)
■チケット
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:165-136)
イープラス
ローソンチケット:0570-000-407(Lコード:32121)
Bunkamuraチケットセンター:03-3477-9999(10:00~17:30)
セブンチケット:全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機