サブ・ポップでリリースを続け、近年はフライング・ロータスやバトルスへの客演でも知られるシアトルのデュオからの3年ぶり新作。水中からトラップを鳴らすような“Wet”や、Pファンクのコズミック感とニューエイジなスピリチュアルが混ざり合う“First Learner”など、一筋縄ではいかないアーティーな楽曲が地中と宇宙の両方から迫りくる。そんな実験的な作風でありつつ、どこかに必ずヒップホップの体裁を感じさせるのが彼らの美学か。