昨年は同郷アポロ・ブラウンの『Sincerely, Detroit』にも駆けつけていたデトロイトの4MCが、これがラストになるという通算5作目を投下。いつも通りメンバーのイラジデが大半のビートを硬質に仕立て、持ち前のちょいナードな世界観を下地に威勢のいい掛け合いを聴かせる。自由な振る舞いはATCQやLONS~ジュラシック5らを思わせるもので、いつも以上の賑々しさに名残惜しくなる。レディオ・ギャラクシーによる2曲も良し。