スペイセックへの客演で知られるオーストラリアのシンガーが、同郷の雄ハイエイタス・カイヨーテの鍵盤奏者サイモン・マーヴィンをプロデュースに迎えた初作をリリース。ハイエイタスと共通するオーガニックな越境ソウルを歌う佇まいには、湿度低めのクールネスが漂う。そして、彼女自身のルーツであろうドラムンベースやブロークン・ビーツ風の性急なサウンドでもその歌声の涼味は際立つ。チルなフューチャー・ソウルの佳作。