日本のニューエイジ/アンビエントの再評価は、ディスクガイドの刊行、そして影響下にあるアーティストのリリースなどが今も進んでおり、それは国内外ともにピークを迎えている。やはり海外レーベルの功績は大きく次々と重要盤をドロップしているが、遂に本丸中の本丸、最重要盤のリイシューがLight In The AtticのサブレーベルWATER COPYの第一弾としてなされた。86年リリースの本作は商業作品を挟んでの2作目。静かな森に沁み込んでいく、あるいは葉から滴り落ちる水滴の中で漂っているような気分に。無駄な音が一切なくアンビエントのお手本のような作品。