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インタビュー

岡田拓郎とduennが語る都市の環境音楽『都市計画(Urban Planning)』

「アンビエントは誰にでも開かれた音楽としてただそこにある」

岡田拓郎とduennが語る都市の環境音楽『都市計画(Urban Planning)』

岡田拓郎とduennという、年齢も出自も異なる音楽家2人が、2016年の初作『mujo』に続いて、約3年半ぶりとなるセカンド・コラボレーション作を配信限定アルバムとしてリリースした。

バンド〈森は生きている〉時代から、ポップソング・クラフトの傍ら即興演奏等のエクスペリメンタル・ミュージックに深く関わってきた岡田と、サウンド・アーティストとして国内外で活動し、先だっては3RENSA(Merzbow、duenn、Nyantora)として伝説的音響デザイナー・大野松雄とのコラボレーション作『space_echo by HardcoreAmbience』を発表したばかりのduenn。今回2人が取り組んだのは、昨今国内外において様々な文脈で再び音楽リスナーから注目を集めるアンビエント/環境音楽だ。

〈都市の音楽〉という、このジャンルの先駆者でもある故・吉村弘の著作名とも重なり合うコンセプトによって作り上げられた本作『都市計画(Urban Planning)』は、環境音楽というひとつのジャンルが、今現在の都市あるいは社会において、どのような聴取のされ方をされうるのかということについても、興味深い問いを投げかけてくれる。今アンビエントとは、聴くものが一瞬の安らぎを吸引するためだけでなく、ましてやこの現実から避難するためでなく、現実とそれを構成する環境、あるいは(都市的)環境に包摂された我々の音楽観を精密に解きほぐしてくれる手段として、静かに立ち上がってきているのではないだろうか。

片や東京、片や福岡という、それぞれの都市に住む2人をビデオ通話でつなぎながら、この〈ポップな〉アンビエント作について、じっくりと話を訊いた。

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