BTエキスプレスからスカイに至るまで、70~80年代のディスコ・ファンクに流行を刻んできたランディ・ミューラー御大の新プロジェクト。名うてのプレイヤーたちとEW&Fやブラス・コンストラクションを現行ブギーにアダプトしたようなグルーヴを具体化、ケニー・ドープのリミックスも良し!

 

ブラス・コンストラクションの頭脳として70〜80年代のNYファンク・シーンを牽引したランディ・ミューラーが当時の地元仲間らを呼び集めて新バンドを結成。キャミオやクール&ザ・ギャング、Pファンクなどのフレーズを織り込み、ブラスが鮮やかに音を立てるファンクを威勢よく繰り出す内容は、黄金期への前向きな回顧といったもの。ヒップホップやブギー文脈でのファンク再評価に反応したようなビート感覚も痛快だ。