デビュー作から約1年を経て届けられた2枚目のEP。冨田恵一がヘヴィーなビートを轟かせる“cacao-dark”やSeihoによるインダストリアルでアシッドな“I'll go to the moon”など、前半のゴスでエレクトロニックなナンバーの応酬に圧倒される。後半に収められたオーガニックな風合いの楽曲も含め、一枚を通じてダークかつ内省的な世界を構築してみせた野心作だ。とりわけ初の日本語詞に挑んだバラード“Bluebell”が美しい。