©2020「エポックのアトリエ」製作委員会

イントキシケイト・プレゼンツ映画「エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット」特別試写会に25組50名様をご招待!

レコード・ジャケットってなんだろう。

レコード・ジャケットと聞いて何を思い出しますか。音とともに浮かび上がるのは四角い形の何だろう? 黄色いバナナ、横断歩道を渡る4人組、白いビーチパラソルが印象的な青空のプールサイド……。思い出すものは人それぞれ、ふと音楽を聴いたときに思い出すのは、もちろんあの頃の思い出かもしれないけれど、一緒に浮かび上がるのはその四角い何かかもしれません。アーティストが思いをこめて作り上げた音楽を永遠に包む四角い包装紙。海の向こうアメリカでは40年振りにCDよりレコードを手にする方の数が増えたそうです。大好きなものは大きい方が嬉しい、からなのでしょうか。

「エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット」予告編

ここは、とあるアトリエ。聴こえてくるのは切ったり貼ったりしている音。出来上がったのはレコード・ジャケット。それは、想像していたのとはちょっと違う。四角い何かのつくり方を教えてくれる人。何でもひとりでつくってしまう、少し変わったアート・ディレクター/デザイナー、菅谷晋一のお話しです。

菅谷晋一と聞いてピンと来ないかもしれません。それではザ・クロマニヨンズを象徴するイラストや、あの毎回どこからやってきたのか分からないジャケットをデザインしている人と言ったら〈あぁ!〉となる方も多いでしょう。この映画はそんな菅谷晋一の制作過程に密着したドキュメンタリー映画です。

さぁ、問題はここから。この人の生き方が少し変わっています。いわゆるデザイナーと言うと美大や専門学校で学び、まずはデザイン事務所に所属して、そこで才能を見出されて独立し、自分の名前で作品を残していく……。そんな姿をイメージしませんか? ところがこの人、大学では建築を学び、卒業後は家業の町工場で働いていたのです。でもやっぱりデザインをしたくて、手探りで学び、どこにも所属せずに人脈ゼロから仕事を手にする。そして、今もたった一人で、本当に一人で、もう20年も楽しそうにものをつくって生きている。好きなことを追いかけて、気がついたら楽しいことが仕事になっていた。なんだか嘘みたいだけど本当の話。

そんな菅谷晋一の姿を記録したのは、彼の作品だけでなく生き方にも共鳴した映像作家の南部充俊(なんぶみちとし)。自らの会社のロゴ・マークもデザインしてもらうほどの愛情で謎に包まれたその制作過程を記録しました。

このドキュメンタリーは、音を聴き、ヒラメキを集めてレコード・ジャケットを作り上げる作業を通して、新しい生活を求められている私たちに〈ただ好きなことに夢中になれば良いんだよ〉という簡単でアナログなことをきっと教えてくれるはずです。

それではアトリエの扉を開けてレコードに針を落としてみましょう。

映画「エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット」intoxicate特別試写会への応募締め切りは、2020年12月6日(日)23:59必着分まで。応募方法は下記をご覧ください。たくさんのご応募をお待ちしております。