カエターノ・ミーツ・ブライアン・ウィルソンと称されたブラジル新世代のシンガーソングライター、チン・ベルナルデス率いるサンパウロのロック・バンド、オ・テルノの新作。本作収録の“Volta e meia”は、先行で7inchリリースされ、坂本慎太郎とデヴェンドラ・バンハートがゲスト参加していたことで話題に。オーケストラ風のアレンジでダイナミックに展開する楽曲や、シンプルなリズムにメランコリックなメロディーを聴かせる楽曲など、色彩豊かで壮大なスケールを感じさせる作品。ちょっとした仕掛けが施されたパッケージの遊び心も素晴らしい。