90年生まれのアコースティック・べーシスト、古木佳祐の初リーダー・アルバム。大野俊三や奥平真吾のバンドでの活躍から、MERLAWやWONKといった新世代のアーティストの作品参加等、現在進行形のジャズ・シーンの真っただ中にいる注目のプレイヤーのひとり。参加メンバーは古木とほぼ同世代の俊英たちが揃い、ギターの松原慶史、ピアノの渡辺翔太、ドラムスの木村鉱らによるカルテット編成で、内省的かつインテリジェントな雰囲気を持つオリジナル曲を中心に、空間を生かした自在なプレイで独自のジャズを体現している。美しい季節の移ろいを感じながら聴きたくなるサウンドだ。