リワーク主体の『Synthesis』(17年)を除けば実に10年ぶりとなる、『Evanescence』(11年)以来のオリジナル・アルバム! その間にテリー・バルサモが脱退、近年のエイミー・リーは和楽器バンドやBMTHらと積極的にコラボしていたが、やはり感情がドラマティックに押し寄せるこのバンドならではの歌世界は格別だ。現メンバーとの共作でもメロディアスな持ち味は健在で、重厚かつ耽美な空間構築にニック・ラスカリネクスが助力している。