元メンバーであるグレッグKとの訴訟問題やコロナ禍もあって延期を重ね、実に9年ぶりとなった通算10作目。コンコード移籍というのも時代の変化を感じさせるが、引き続きボブ・ロックにプロデュースを委ねた明快な音作りは原点回帰を窺わせるものだ。2015年のシングル“Coming For You”からパワフルな表題曲まで数年に渡った制作の成果は、新ベーシストのトッド・モースも含む4人のシンプルでタイトな一体感に表れている。