〈カントリー界のファースト・レディー〉による新作は、かつて出した自伝からタイトルを取ったことからも察せられるように、60年以上のキャリアで書いてきた曲のセルフ・カヴァーと新曲が混在した内容になっている。ここ数作と同じくジョン・カーター・キャッシュが共同プロデュースを担い、リーバ・マッキンタイアとキャリー・アンダーウッドを呼び寄せた表題曲で始まり、“You Ain't Woman Enough”(66年)で終わるのも気の利いた感じだ。