東京を拠点に活動するバンド、aiverが、ヴァーチャルな建築空間/映像/音楽を相互に関係させたプロジェクト〈6 rooms〉より新曲“012”を本日2021年5月12日に〈sensor label〉からリリースした。

バンドの枠を超えた活動をするaiverは、〈TOWER DOORSが選ぶ2021年期待の新人アーティスト6組〉にも選ばれた注目のバンドだ。

そんな彼らが約1年ぶりに発表した新曲が“012”だ。同曲は、プレス・リリースによると、〈連続的に価値を加算することに美徳がある、という幻想を抱いて現代社会を生きる実存を描いて〉おり、〈また社会を進展させるための「0-1」と個人の成熟のための「0-1」とのコンフリクトによって、現代的な価値観が砕ける諸相〉が込められているという。

aiverはその想いを、コラージュ的な手法で編み上げた多種多様なサウンドと、そしてディストピア的な過剰なエディットによる新感覚の電子音によって表現。その人工的で透明感のある音像と新規軸のポップ・サウンドは、アルカやワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、A. G.・クック率いるPCミュージック周辺の音楽を想起させる。

なお“012”のマスタリングは、Adapt Recordsを主宰するKazuki Muraokaが担当した。

aiverからのコメントは以下のとおり。

溢れる情報と混乱の中で、価値体系の再編が目まぐるしく行われている、ないし行っていく必要がある世界を僕らは生きています。「ただ生きていく」ことの難しさに覆われた世界の中で、支配的な価値観や構造からの救済や脱却だけではなく、新しい価値観や構造を提起し、語り合うための音楽を作れたらいいなと(少なくとも今は)考えています。
それぞれの受け取り方で、それぞれの楽しみ方で“012”を聞いてくれれば幸いです。

“012”の配信リンクはこちら

 


RELEASE INFORMATION

aiver “012”
リリース日:2021年5月12日
形態:配信シングル
配信リンク:https://big-up.style/SlzgmOrYEJ

 


PROFILE: aiver
2017年に結成したバンド。AIやVR、ブロックチェーン、ジェネレイティヴ・アートといった先端技術の見識を持つメンバーを抱え、それを活かしたサウンドやヴィジュアル表現を行うバンドの枠を超えたアーティスト集団。いままでにアルスエレクトロニカや文化庁メディア芸術祭などでの展示経験がある脇田玲や、ライブ・コーディングの第一人者である田所淳といった一流クリエイターたちとの共演を果たす。
音楽性もジャンルを超越し、アンビエントやインダストリアルなどのエレクトロニックサウンドをベースに、Sci-Fiで退廃的な音楽を特徴とする。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCElZ_sPCMlUrYQzea_Ocfyw
Instagram:https://www.instagram.com/_aiver/
Twitter:https://twitter.com/_aiver

sensor labelとは
InterFM897で放送中のラジオ番組「sensor」から誕生した音楽レーベル。東京と世界のカルチャーを繋ぐキュレーション・プログラム「sensor」ならではのセレクトで、ジャンルレスに新人アーティストの音楽を発信。デジタル配信とともにアナログ・レコードのリリースにもこだわり、失われつつある音楽本来の魅力を届ける。オンラインとリアルを融合した「sensor」独自のスタイルで、現代的なアーティストの活動をサポート。
Instagram:https://www.instagram.com/sensor_label/
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