フル・アルバムとしては5年ぶりの3作目。初のバンド構成で制作されており、カルロス・ニーニョやミゲル・アトウッド・ファーガソン、スワーヴィ、キーファーなどLAシーンのオールスター的な面々が、ソウル、ジャズ、ビート・ミュージックをどこまでもスウィートかつ心地良い音像で紡いでいく。デヴィン・モリソンが儚げな歌声を乗せる“Medium Rare”は、天上のチック・コリアにまで届きそうな夢幻フュージョンだ。新境地を切り拓いた傑作。