NPGホーンズやカーク・フランクリンのバックなどで活躍してきたトランペット奏者の新作は、オープニングの“Make America Love Again”からもわかるように昨今の状況をポジティヴに転換させようというもの。デュランド・バーナーの歌う“Sugar Coat Me”など複数のシンガーを配した温かいジャズ・ファンクを中心に、フアン・ルイス・ゲーラを迎えた表題曲などレゲエのフィーリングを湛えた優しいナンバーも耳に残る。