なぎら健壱さん著による日本のフォーク、なかでも関西から登場したアーティストたちについてのエピソードが詰まった「五つの赤い風船とフォークの時代」が加筆され、タイトルを新たにして文庫化されたものです。その時代を知る人も知らない人も、タイムスリップしてその空気を感じてください。音楽好きならこれはいまこそ必読なのでは、という箇所も多数。祝・春一番コンサートが身近にあり、最近になって母が若い頃ザ・フォーク・クルセダーズの追っかけをやっていたのを知った自分にとっても非常に興味深い1冊でした。