「NO MUSIC,NO LIFE.」ポスターの撮影レポート。今回は、タワーレコードと新設したレーベル〈daydream park records〉に移籍後、9月8日にバンドとして初めてのオリジナル・アルバム『Discography』をリリースするNONA REEVESが登場!
そもそもバンド名が、〈ノーナ〉は敬愛するマーヴィン・ゲイの娘ノーナ・ゲイから、〈リーヴス〉はモータウン伝説のシンガー、マーサ・リーヴスからそれぞれ名をもらった架空の女性名が由来。ボーカルの西寺郷太さんは音楽の他にも各種メディアでの執筆、ラジオパーソナリティ、DJとして、ギターの奥田健介さんとドラムの小松シゲルさんは、それぞれ多くのアーティストのサポートメンバーやアレンジャーとしても活動するなど、常に音楽に囲まれて活動されているという事で、タワレコ新宿10FのTOWER VINYLで撮影となりました。
まずはフロア全体が見渡せるアングルで撮影開始。何枚か撮った後に写真をチェックしていたところ、西寺さんが何か気になったらしく……。
突然アルバム探し開始!? 立ち位置の両サイドにディスプレイされているジャケットを変更。NONAの写真に写るんだったら……という事で並べられたのがこちら。 こんなところにもこだわりが……。
レコード屋撮影あるある……。ディガー魂に火がついてしまったメンバーの皆さん、撮影の合間にお店に散らばっていってしまい……せっかくなので、2枚ずつ選んでいただき、選盤の理由をあとで御伺いすることになりました(笑)。
レコード探しの流れで、次のカットはTOWER VINYL奥のレコード棚の前で。今回最終的には、最初に予定していなかったこちらのカットが採用されることになりました。こちらの撮影でも西寺さんからは、足元まで入れるカットや寄りのカットなど撮影の細かな指示が。NONAの様々なデザインに通じるセルフ・プロデュースの一端を垣間見ました。
最後は、インタビュー撮影。実は開店前の店内で撮影していたこともあり、時間がギリギリでインタビュー中に何度も館のオープンアナウンスが……編集した動画に入ってしまっていたらすみません……。本日の撮影終了。NONA REEVESの皆さんご協力ありがとうございました。
最後に当日メンバーの皆さんが選んだ音源がこちら。ドラムの小松さんは、フレディ・マーキュリー初のソロ・アルバム『Mr. Bad Guy』と、スティーヴィー・ワンダーが85年に発表した通算20枚目のアルバム。傑作バラード“Overjoyed”、全米1位“Part-Time Lover”、全米10位“Go Home”を含む快心の作品『In Square Circle』。特に、『Mr.BAD GUY』は日本でも大ヒットを記録した代表曲“I Was Born To Love You”が大好きで購入。フレディ・マーキュリーを初めて見て衝撃!?を受けたとのこと。
ギターの奥田さんはストーンローゼスのファースト。インディとダンス・ビートにギター・ポップ、そしてレイヴ・カルチャーが融合し、90年以降のUKロックにおける重要な起点となったデビュー作『The Stone Roses』と、フランク・ザッパ好きの奥田さんが数あるアルバムから選んだ『Studio Tan』。こちらはDJでも時々かけているとのこと。
最後に西寺さんは、最近7インチを集めているという事で、全英を代表するポップ/ソウル・グループであるシンプリー・レッドのアメリカで最初のNo.1ヒットにもなった代表作『Holding Back The Years』と、やはり!プリンスの『Sign Of The Times』。プリンスは最近シングルの収集を始めているとのこと。
皆さんの選盤の理由の詳細は、メイキングとインタビューの動画でご紹介させていただきますので、そちらも是非ご覧ください。
という事で、撮影される方も、する方も楽しい(笑)レコード屋での撮影、本日はありがとうございました。