ワクサハッチーをはじめ、〈オルタナ世代〉と謳われるシンガー・ソングライターの一人として称えられるべき存在だ。彼女が胸の内に抱えるものは“Darker Than Death”や“Kill Me”といった曲名から推して知るべし。“Real Pain”では地獄を思わせる展開に戦慄。それもフュージョンやファンクも入り混じる曲調の幅広さの表れと考えるべきなのか!? そんな奔放さも全米デビュー盤となるこのセカンド・アルバムの聴きどころだ。