UK出身ながら2019年のデビュー作がアメリカーナ文脈でも評価されたヨラ。ふたたびダン・オーバックのもとで放ったこの2作目では、力強いヴォーカルで土臭いソウルを歌いつつ、メロウな“Dancing Away In Tears”やUKポップのエッセンスを詰め込んだという“Whatever You Want”もあり、曲と歌声の両面でロータリー・コネクション時代のミニー・リパートンを想起させる表題曲など、より多角的に主役の魅力を引き出している。