約6年ぶりに届いた17枚目のアルバムは、侍モチーフのジャケが日本人にとっては親近感を抱かずにはいられないもの。その内容は目先の刺激ではなく、プログレ風味のスケール感を帯びた長尺曲が揃っている。特にスティーヴ・ハリス(ベース)が作曲したラスト3曲の10分超えナンバー連打はアルバムのハイライト。聴き手を悠久の旅に誘い、めくるめくインスト・パートで引き込む手腕はこれぞメイデン!と快哉を叫びたくなる。