メンバーの平均年齢が20歳、恐るべき新人の登場だ。昨年のコロナ禍に結成された4人組によるファースト・ミニ・アルバムが素晴らしい。注目はどこまでも伸びるハイトーン・ヴォイスで、歓喜と悲痛を同時に抱きしめたような不思議な魅力を放つ。また、ツボを押さえたギターは楽曲を豊かに色付け、ドラマ性を高める役割を発揮。メロディーはどの曲も親しみやすいけれど、鋭く光るロック衝動もエモーショナル極まりない。お薦め。