今春に清楚なシングル曲“桜舞い散る夜に”でデビューした声優が、それに続くこの初アルバムで一気に豹変。孤独を抱える少年と少女の物語をベースに、その両者の視点を行き交いながら、絶望的な感情を吐き出し、生きる意味を問いただす異色作に。苛烈なインダストリアル・ロック“Erase Me”から宇宙を漂うダーク・アンビエント“ライカ”まで刺激的な楽曲ばかりで、特に近藤の役者魂溢れる振り切った歌唱表現が凄まじい。