2025年7月31日(木)に配信がスタートするNetflixシリーズ「グラスハート」。若木未生の不朽の名作「グラスハート」の映像化作品で、主演も務める佐藤健が自ら企画、共同エグゼクティブプロデューサーとして手がけた渾身の一作で、〈熱い青春音楽ドラマ〉と謳われている。この記事では「グラスハート」の予習を兼ねて、本作をもっと楽しむための関連作品を紹介していこう。
〈国民的俳優〉と言っていいほど名前と存在が浸透している佐藤健は、2007年に平成仮面ライダーシリーズ屈指の人気作「仮面ライダー電王」で初の主演を務めた。代表作の一つは映画「るろうに剣心」シリーズだろう。佐藤は「るろうに剣心」(2012年)、「るろうに剣心 京都大火編」(2014年)、「るろうに剣心 伝説の最期編」(2014年)、「るろうに剣心 最終章 The Final」(2021年)、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(2021年)と全5作で主演。近作には2024年の「四月になれば彼女は」と、永野芽郁とW主演した「はたらく細胞」といった話題作がある。また、佐藤の10年間の舞台裏や素顔を捉えた書籍「BACK STAGE PASS TAKERU SATOH」も人気だ。






「グラスハート」の監督の一人である柿本ケンサクは、映画「恋する寄生虫」(2021年)のほかにテレビCM、ミュージックビデオを手がけ、写真家としても活躍する映像作家。もう一人の監督・後藤孝太郎はNetflixシリーズ「全裸監督 シーズン2」(2021年)で知られている。

脚本家は女性が中心になっており、その筆頭である岡田麿里はテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011年)、アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」(2015年)といった有名作品を手がけている。名作アニメ「とらドラ!」(2008年)から始まる監督の長井龍雪、アニメ-ターの田中将賀とのトリオ〈超平和バスターズ〉として昨年の「ふれる。」のような話題作に携わってきた。



本作の原作は、1993年から現在まで書き継がれてきたピュアでエモーショナルな青春音楽ラブストーリーの小説「グラスハート」。2010~2011年に幻冬舎バーズノベルスから合本の「グラスハート」「嵐が丘」「いくつかの太陽」「熱の城」が刊行されており、続編は「イデアマスター」(2009年)と「アグリー・スワン」(2023年)が出ている。さらに今年、新装版として全6巻の文庫が発売された。








田口囁一によるコミカライズ「グラスハート」は第1巻が出たばかりで、朔田浩美による番外編漫画「グラスハート 音楽は何処に?」も併せて読みたい。


ドラマに関連して多数の雑誌も出ている。「ViVi SPECIAL」2025年9月号は佐藤と宮﨑優、町田啓太、坂本一至、志尊淳演じる劇中バンドTENBLANKが表紙で、付録はピンナップ。また「NYLON JAPAN」2025年9月号、「anan増刊」2025年7月16日号は佐藤、町田、志尊のメンズ3人が表紙に登場。「MENS NON・NO」2025年9月号は佐藤が単独で表紙を飾っている。



