〈ブラジルのニック・ドレイク〉と言える音楽性で注目を集めるフォーク・ロック・バンド、ムーンズの一員で、SSWとしても活動するジェニフェル・ソウザのセカンド・アルバム。同じくSSWとして活躍する盟友レオナルド・マルケスがプロデュース。温かみのあるギターの旋律と、どこか神聖な雰囲気を醸し出す繊細な歌声によって、独特の浮遊感を感じるサウンドが生み出されている。ハファエル・マルチニ、チガナー・サンタナが参加したM9の荘厳なサウンドに代表されるように、独特の浮遊感と壮大なスケール感で音の中に溶け込んでいくような心地良さを感じさせてくれる一枚。