オリジナル・アルバムとしては4年ぶりとなる新作は星や宇宙をテーマにしたコンセプチュアルな出来映え。宮沢賢治の“星めぐりの歌”を導入に、銀河やSFにも及ぶ幻想的な主題も相まって、洗練された合唱のアンサンブルが凛とした清らかな歌世界を織り上げる。馴染みのMicrostarや矢舟テツロー、さらに永原真夏やサリー久保田ら多彩な顔ぶれが楽曲を提供。石田ショーキチによる“オリオンのベルト”でのラストも胸に迫る大作だ。