旧名ニコール・レイが現名義で5年半ぶりに出したソロ2作目。今回はリオン・ミシェルズの単独制作となるもNYディープ・ファンク・マナーは前作同様で、リオンやホーマー・スタインワイスを含む演奏陣の骨太なヴィンテージ・サウンドに乗って、粘性のある声に力を込めながらサバサバと歌っていく。ギターの爪弾きに幼い娘の声も交えた“Melody”、メイズ“Joy & Pain”を想起させる同名異曲など、表情豊かな歌唱に吸い込まれるソウル盤だ。