〈第18回ショパン国際ピアノ・コンクール〉で優勝に輝いたブルース・リウ。コンクール後、DGからライヴ音源が発売されたが今回コンクール主催NIFCレーベルからも待望のリリース。“ピアノ協奏曲第1番”に加え第2、3ステージで演奏された3曲を新たに加えた内容になっている。割れんばかりの拍手喝采の渦と化した協奏曲でのブルース・リウの演奏、そしてその過程における“バラード第2番”と他の演奏も然り。24歳の年齢を感じさせないテクニックと表現力が遺憾なく発揮されている。今後の音楽界を担うであろう1人のピアニストの誕生の瞬間に出合える貴重な音源であることは言うまでもない。