2年半ぶりの新作は、変拍子を備えた“軽蔑”に始まり、歌詞のオチに肝が冷える“大好きだから...”や、80s系のシンセ音とサックスが咽び泣く“13月”、芳醇で艶のあるアンサンブルで魅了する“液体”に、シューゲイザー/ドリーム・ポップを咀嚼したまどろみ感がたまらないタイトル曲まで、バンドの持ち味であるセンチメンタリズムが大爆発した全10曲。〈令和歌謡〉というコンセプトを含め、新たな名刺代わりとなる一枚に。