多幸感溢れるトランス・アルバムも素晴らしかったノルウェイジャン・ディスコ王子の、ヴァイナル・リリースされた『8』と『9』の2作品がコンパイルされたタイトル通りの一作。たっぷりと時間を使い、じわりじわりとグルーヴを形作っていくサウンドは彼の真骨頂。ミステリアスかつ予測不可能なサウンドが展開されるが、ストーンズ・スロウからリリースを重ねるジョン・キャロル・カービーとのコラボした2曲がやはり出色。