BJORN TORSKE
新タッグ作のリリースと初期名盤のリイシュー!

BJØRN TORSKE, PRINS THOMAS 『Square One』 Smalltown Supersound/calentito(2017)

 リンドストロム&プリンス・トーマス、トッド・テリエにロイクソップなど、同郷ノルウェーのダンス系アーティストへ影響を与えまくってきたパイセン、ビョーン・トシュケがプリンス・トーマスとタッグを組んで7年ぶりの新作『Square One』をリリースします。クラウトロックのような生ドラムのミニマルサウンドや、重くダビーなサウンド、シャーマニックなパーカッション・トラック、アンビエント・サウンドなど多様なスタイルの7曲を聴かせてくれていますが、全編に通じるドンヨリと寒々しい雰囲気はノルウェーの田舎の荒涼とした世界をイメージさせるもの。このあたりのサウンド・デザインは、アンビエント路線の『Principe Del Norte』(2016年)が高評価だった後輩の影響ですかね。

BJØRN TORSKE 『Trobbel』 Telle/Smalltown Supersound/calentito(2001)

 なお、今回の新作に併せては、ビョーン初期の代表作『Trobbel』(2001年)もリマスタリングを施されて復刻となりますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。ファニーな雰囲気でいろんなアイデアの詰まった快作ですよ。