浅井直樹がニューアルバム『ビートデリック』を2022年9月7日（水）にリリースする。

88年、当時20歳の美大生だった浅井直樹がひっそりと自主リリースした『アバ・ハイジ』は、長い年月を経て発掘・紹介され、2019年に奇跡のリイシューが実現。その後、2021年に発表された、実に33年ぶりになる新作にしてセカンドアルバム『ギタリシア』は、その特異な音楽性が各方面から絶賛され、大きな話題を呼んだ。

そんな浅井から、早くも新作『ビートデリック』が届けられる。本作は、流麗なメロディー、透明感に満ちたギター、超現実的なリリック、儚く虚ろなボーカルは健在ながらも、特に80年代英国のネオアコ／ギターポップ調の色彩が一際カラフルに散りばめられた作品になっているという。また、ザ・スミス、モノクローム・セット、アズテック・カメラ、ペイル・ファウンテンズなどをほうふつとさせつつも、同時にそういった音楽に回収されない唯一無二の存在感を放つ高性能のポップスで、ネオアコの清涼感とアングラ音楽の陰影とが奇跡的なバランスで同居する、珠玉の12曲が収録されているそうだ。

本作のプレスリリースには、次のようにある。

録音には、注目のソロプロジェクト〈浮（BUOY）〉で活躍中の米山ミサ、平沢なつみ（に角すい）といった女性ボーカリストをはじめ、かつて『アバ・ハイジ』のレコーディングを支えた盟友の松澤隆志（ドラムス）、芳賀紀夫（ベース）も参加。ディレクションは柴崎祐二が、録音・ミキシングは三木肇が、マスタリングは中村宗一郎が手がけた。

アルバムのリリースに先がけて、収録曲“バイオレット!”が8月24日に先行配信
された。

8月26日には、全収録曲がダイジェストで紹介されたティーザー動画がYouTubeで発表された。

また、今後、アルバムのリリースを記念したライブもアナウンスされる予定だ。

浅井直樹による堂々たるサードアルバムが、早くもここに登場。独自の音楽世界から、ますます目が離せない。

RELEASE INFORMATION

浅井直樹 『ビートデリック』 CHESIRE（2022）

JAPAN Rock

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リリース日：2022年9月7日（水）
品番：CHESIRE-002
フォーマット：12cm CD／デジタル配信
CD初回購入特典：直筆サイン入りポストカード仕様〈日本語版ジャケット〉
価格：3,000円（税込）

TRACKLIST
1. ジャグリング・ボーイ
2. 世界の終わり
3. Wedding Bell
4. C. C. ライダー
5. 悲しき熱帯
6. 南へ
7. バイオレット!
8. チャイナドレスを着たイルカ
9. 野ばら
10. BMWかっぱらって
11. メトロ
12. さよなら星博士

PROFILE: 浅井直樹
68年、東京生まれ。多摩美術大学在学中の88年に完全自主制作のLPレコード『アバ・ハイジ』を200枚限定でリリースする。その後も地道に音楽活動を続けていたが、2011年にスウェーデンのレコードコレクターがブログで『アバ・ハイジ』を取り上げたのを機に注目を集め、2017年にアメリカでも同作が記事となってからは世界各地で話題を呼ぶ。2019年に『アバ・ハイジ』が復刻され、2021年には33年ぶりとなるセカンドアルバム『ギタリシア』をリリースし、各方面から絶賛されて新たなリスナーを得る。2022年、サードアルバム『ビートデリック』をリリース。流麗なメロディーと透明なギターに乗せて、虚ろなボーカルで幻想的な歌詞がうたわれるその音世界は唯一無二。