プログレッシヴなR&Bを歌うリヴ(Liv.e)と奇才ドラマーのカリーム・リギンスが組んだユニット。ダラスとデトロイトの出身者で奏でるネオ・ソウル由来のビート・ミュージックは、エリカ・バドゥと故J・ディラのコラボも連想させる。が、即興性の高いローファイで不定形な楽曲はジャズやファンクをベースにしながらも既存のジャンルを飛び越え、〈オルタナティヴ〉という言葉さえ生温い。アイザイア・シャーキーのギターを交えてプリンスの如く疾走すれば、ジェイムズ・フランシーズのメロウな鍵盤と亡霊のようなコーラスで妖しく迫るなど、カラフルな音使いでダークなトーンにまとめ上げた怪作だ。