メロウ・サイケデリアの秘宝を発掘!と88年の自主製作盤の復刻が話題を呼んだばかりなのに、33年ぶりの新作まで届けられるとは。繊細で風変りな歌声はグッとまろやかさを増したけど、夢幻的なアシッド・フォーク系やネオアコ・チックなギター・ポップ系での儚げな空気感は健在だし、ジャミーメローのMEMIcreamを迎えた“(Let's sing a)Singer-Songwriter's Song”など瑞々しさに溢れた旋律が魅力的。やっぱこれも事件だよな。